「インパクトドライバーでうまくネジを打てるようになりたい」
「インパクトドライバーの使い方が下手で、周りに迷惑をかけたくない」
「インパクトドライバーでどんな作業ができるのか知りたい」
インパクトドライバーは作業現場の中で、職人様に最もよく使われる電動工具です。
その使用頻度から、インパクトドライバーがうまく使えないと、現場作業に遅れが発生し、周りの人に迷惑をかける恐れがあります。
インパクトドライバーはコツさえ掴めばだれでも簡単に使えるため、少しの練習で格段にうまくなることができます。
元ホームセンター工具バイヤーインパクトドライバーは、できることが多いので、使いこなすと、自身の大きなスキルアップにつながりますよ。
本記事では、インパクトドライバーの使い方を実演形式でわかりやすく解説します。
この記事を読めば、インパクトドライバーの使い方が上手くなることに加え、先端ビットの選び方も理解することができます。



インパクトドライバーとは、パワーを必要とするネジ回しに使用される電動ドライバーです。
長いネジや、硬い木材にネジを打ち込む際に最大限の効果を発揮し、インパクトドライバーがあればスピーディにたくさんのネジを打ち込むことができます。



■ ビット・・・ネジを回す先端パーツ
■ スリーブチャック・・・ビットを固定する部品
■ LEDライト・・・周りを照射する作業灯
■ トリガー・・・本体を動かすスイッチ
■ 回転切替スイッチ・・・正転と逆転を切り替える
■ フック・・・腰に吊り下げるためのフック
■ バッテリー・・・本体を動かす電力供給源
おすすめのビットが知りたい方はコチラ



インパクトドライバーの使い方



ネジを打ち込む前に、まずは基本的な使い方を説明します。
インパクトドライバーにバッテリーを装着



インパクトドライバーはバッテリーで動く製品がほとんどです。まずはバッテリーを装着するところから始めてみましょう。



あらかじめ充電しておいたバッテリーを準備します。



インパクトドライバーを手で握った状態で、本体の下部に、バッテリーを手前から奥にスライドさせて装着します。



バッテリーを外すときは、バッテリーの取り外しボタンを押した状態で、手前に引き抜きます。




バッテリーを装着すると、インパクトドライバーが自立するので、その後の作業が楽になりますよ。
ビットの装着



ビットの装着には、スリーブチャックの操作が必要です。
スリーブチャックをつまんで上に持ち上げた状態で、ビットを六角形の穴に入れて装着します。
ビットを入れた状態でスリーブチャックを離すと、ビットが自動でロックされます。



差し込んだ後は、ビットが抜けないかどうか引っ張って確認してください。
ビットがスポッと抜ける場合は、うまく装着できていないので、改めてもう一度取り付けが必要です。



ビットを外す時も、チャックスリーブを持ち上げた状態でビットを抜き取ります。




無理やり引き抜こうとすると破損の原因になりますので、注意しましょう。
回転切替スイッチの確認



インパクトドライバーのトリガーの両サイドには、回転切替スイッチがついています。
このスイッチで、正転(ネジを締める)と逆転(ネジを緩める)を切り替えます。



本体を後ろから見て、回転切替スイッチが左に飛び出している場合は正転、右に飛び出している場合は逆転になります。
親指と人指し指をうまく使いながらスイッチを切り替えましょう。




回転切替スイッチを”逆転”にして、ネジ打ちした経験がありますが、ネジは全く入っていきません。
トリガーを引く 無段変速



インパクトドライバーのトリガーは無段変速となっており、握り具合によって回転速度を調整する仕組みになっています。
職人様は現場の作業内容によって、無意識でトリガーの握り具合を調整しており、状況に適した回転数でネジを打ち込んでいます。




初心者の方は、トリガーを全開まで握り、フルパワーを出す傾向があります。
勢いでネジ頭からビットが外れてしまうので、まずは50%ぐらいで、ゆっくり回す練習をしましょう。
ネジの打ち込み方



ここからは、ネジの打ち込み方法について解説します。
打ち込む相手部材をしっかり固定する



木材にネジを打ち込む場合、木材が動かないようにしっかりと固定してください。
木材の固定が甘いと、木材がネジと一緒に回転して暴れたり、遠心力で吹き飛んだりして大変危険です。
慣れれば片手で木材を固定し、もう片方の手でインパクトドライバーを操作できますが、初心者の方はクランプを使用して、固定することをオススメします。




私も木材の固定が甘くて、何度もヒヤっとした経験があります。
木材が飛んできてケガをした人を何人も見てきたので、しっかり固定するようにしましょう。
ネジとインパクトドライバーのヘッドを一直線にする



ココが成功のための最大のポイントです。
打ち込むときに大事なのは、ネジの先端からインパクトドライバーのヘッドまでが一直線になっていることです。
ここが少しでもずれていると、ネジにうまく力が伝わらずに回すことができません。
インパクトドライバーを、ビットを下に向けて持ち、反対の手でネジを支えた状態でトリガーを引いてください。




ネジを回すときは、インパクトドライバーを押しつけ過ぎないこと。
その状態でネジ頭からビットが外れると、ネジを掴んでいる指にビットが刺さってケガをします。
ネジが入るまで少しずつ打ち込む



成功のポイント2つ目です。
ネジを打ち込む際は、まず、ネジが木材に少し入った状態を目指してください。具体的には、手で支えなくてもネジが自立する状態です。
これができるようになると、最後にネジを打ち込むときに両手を使って作業できるので、かなり成功確率が上がります。




少し打ち込むという動作ができるようになれば、ネジ打ちが格段にうまくなります。
一気に最後までネジを打ち込まずに、2段階で作業する感覚でいきましょう。
体重をかけながら最後まで打ち込む



ネジを打ち込むために大事なことは、ネジに向かって体重を掛けながら押し込むことです。
その場でだけ、回転していてもネジは木材に入っていきません。
コツは、両手でインパクトドライバーを支えながら少しずつゆっくり体重をかけること。
トリガーは全開で握る必要はありません。75%ぐらい握るイメージでネジを打ち込んでください。




緩い回転数でずっと回し続けるというよりは、中くらいの回転数をメリハリをつけて打ち込むイメージです。
パッと回転させてパッと止めるというのを繰り返しやってみてください。



ネジの取り外し方



次にネジの取り外し方について、解説します。
回転切替スイッチを逆転にする



ネジを外す場合は、回転切替スイッチを逆転へ切り替えます。
人差し指を使って、回転切替スイッチを左側に押し込むとスムーズに切り替えができます。




回転切替スイッチを親指と人差し指で操作できると、慣れてる感じがしてかっこよく見えます。
ネジとインパクトドライバーのヘッドを一直線にする



ネジを抜くときも打ち込むときと同様に、ネジとインパクトドライバーを一直線にします。



この時、ネジが木材にどのような角度で入っているかを確認する必要があります。
ネジ頭の角度を確認して、このネジが真っすぐ入っているのか、斜めに入っているのか判断してください。




木材に対して斜めに入っているネジはインパクトドライバーも斜めにする必要があります。
ネジとインパクトドライバーは、どのような状況でも一直線にすると覚えておきましょう。
ネジ頭が少し浮き出るまでゆっくり抜く



まずは、ネジ頭を少し浮かせることを目標にしましょう。
ネジ頭が少し浮き出るまでが、一番パワーが必要になり、難易度が高い部分でもあります。
一気にフルパワーで回してしまいがちですが、ネジ頭がなめる恐れがあるため、しっかり体重を掛けた状態で、ゆっくり回すようにしましょう。




ネジを抜くときも、打ち込むときと同様に2段階を踏んで、作業します。
体重をかけながら最後まで抜く



ある程度ネジ頭が出てきたら、あとは引き抜くだけです。
しっかり体重をかけた状態を維持したまま、回転して抜いていきます。
一気にフルパワーで勢いよく抜くと、ネジが抜けた瞬間にはじけ飛ぶことがあります。
顔に当たってケガをする可能性もありますので、慣れるまではゆっくりと引き抜くようにしましょう。




慣れてくると、ネジ打ちやネジ外しがスピード感もってできるようになりますよ。
インパクトドライバーをうまく使うコツ
「実際にやってみたけど、難しい!」そんな方には、以下の方法がおすすめです。
下穴を開ける



下穴とは、ドリルビットを使用して、ネジを打ち込む場所にあらかじめ穴を開けておく作業です。
下穴自体がネジの通り道となり、打ち込みに力を必要しなくなるため、簡単にネジを打ち込むことができます。
下穴のサイズは、ネジの太さより 2/3ぐらいの細い穴を開けること。
ネジの太さが3ミリであれば、2ミリ。6ミリであれば4ミリ程のサイズで開けましょう。




あまりに太いサイズで下穴を開けてしまうと、ネジを入れたときに引っかかりが無くなり、固定力が極端に下がります。
ドリルビットのサイズは、ネジの2/3の太さを目安に選びましょう。
クランプで固定する



ネジの打ち込みの際、部材を固定することは非常に重要です。
慣れれば、片手で木材を押さえながらネジの打ち込みができるようになりますが、初めのうちは、クランプで部材を固定することをオススメします。



クランプを両手で持ち、可動部をテーブルと部材を挟むようにあてがいます。



その後、クランプ本体のハンドルを回すと、クランプの口が徐々に閉まり、テーブルと部材を固定することができます。



クランプは片方だとずれる恐れがありますので、必ず両サイドに固定してください。




クランプで固定すれば、両手が空きますので、ネジの打ち込みがしやすくなります。
短くて細いネジを使用する



ネジが細くて短い程、少ない力でネジを打ち込むことができます。
スリムビスは、他のネジに比べて細くて使いやすく、長さも20~120mmと幅広いため、建築作業でも使用頻度の高いネジになります。
初心者の方は、45mm以下の長さで練習すると良いでしょう。




ネジが細い方が、インパクトドライバーの反動も少なく、ネジを打ち込みやすいです。
インパクトドライバーってほかにどんな作業ができるの?



インパクトドライバーでできる作業は、木材のネジ打ちと穴あけだけではありません。
金属へのネジの打ち込み
インパクトドライバーでは、木材以外にも金属にネジを打ち込むことができます。
金属にネジを打ち込むためには、「 ドリルビス 」という金属専用のネジを使用します。
このネジは先端がドリル形状となっており、インパクトドライバーで打ち込んだときに、金属に穴を開けながら掘り進むことができます。
金属は固いため、木材用のネジでは歯が立たないです。インパクトドライバーで金属にネジを打つ場合は、この” ドリルビス “が必要不可欠になります。




ドリルビスは、別名で ” ピアスビス ” や ” テクスビス “とも呼ばれます。
どちらも、商品の名前が由来となっています。
金属へのネジ締め
ネジの打ち込みとよく似ていますが、作業は全くの別物です。
ネジの打ち込みは、先端の尖ったネジを使用して掘り進んでいくのに対し、ネジ締めは先端が平らなネジを使用して、あらかじめネジが切ってある穴に入れていく作業になります。
手回しドライバーでも対応は可能ですが、量が多い場合や日常的な作業がある職人様はインパクトドライバーで締め込みます。




ネジ締め作業は、力を必要としないため、誰でも簡単に作業することができます。
ネジ頭の溝にあったビットを選ぼう



ネジ締めに使用されるネジは、頭の溝の種類が豊富です。
ネジ頭の溝と同じ形のビットを使用しなければ回すことができないため、事前に確認しましょう。
| ネジ頭 | ![]() ![]() ![]() プラスネジ | ![]() ![]() ![]() マイナスネジ | ![]() ![]() ![]() 六角ネジ | ![]() ![]() ![]() 四角ネジ | ![]() ![]() ![]() トルクスネジ | ![]() ![]() ![]() |
| ビット | ![]() ![]() ![]() プラスビット | ![]() ![]() ![]() マイナスビット | ![]() ![]() ![]() ヘックスビット | ![]() ![]() ![]() 四角ビット | ![]() ![]() ![]() トルクスビット | ![]() ![]() ![]() ポジドライブビット |
| 使用される場所 | 建築・内装用 家電・精密機器 | 電気工事 水道設備 | 建築の土台の固定 家具の組み立て | 建築枠組用金具 | ウッドデッキ 給湯器・エアコン | 海外からの輸入品 (ヨーロッパ中心) |
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穴あけ (木材・金属・プラスチック・タイル)
インパクトドライバーは、多種多様な素材に穴を開けることができます。
穴を開けるためには、専用のドリルビットが必要になり、それぞれの素材に適合した商品を選ぶ必要があります。
| 素材 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() モルタル用 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| ドリル | ![]() ![]() ![]() 木工ドリル | ![]() ![]() ![]() 木工ホールソー | ![]() ![]() ![]() 鉄工ドリル | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| 使用される場所 | 各木工作業 | 家屋の土台 開き扉の金具 | 各種鉄加工 | 配電盤の施工 設備配管の施工 | お風呂場 キッチン | ブロック塀 レンガ | 竹の加工品 プラスチック製品 | 多種多様な素材 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |




ドリルビットには、軸の形状が”六角”と”丸”の2種類存在します。
インパクトドライバーは六角軸しか使用できないので、丸軸を選ばないように注意しましょう。
どうしても丸軸を使いたい場合は”チャックアダプター”を使用する



チャックアダプターは、インパクトドライバーに丸軸を取り付ける専用のアダプターになります。
アダプターの先端を回転させると3つの爪が開閉する仕組みとなっており、丸軸のドリルを掴めるようになります。
ボルト締め
ボルト締めとは、インパクトドライバーを使用して、ネジよりも大きなボルトを締め付ける作業です。
ボルトは、ネジ頭が六角の形をしており、ソケットという先端工具を使用して、締め作業をおこないます。
単管のクランプや配管設備の固定などに使用されており、締め付けるのに大きなパワーを必要とするため、インパクトドライバーが使用します。




雪が降る地域では、タイヤ交換にインパクトドライバーが使われます。
業者に頼まず、自分でタイヤを取り替える方も多いです。
ソケットの種類はコチラ
| ソケット形状 | ![]() ![]() ![]() ソケット | ![]() ![]() ![]() レースウェイソケット | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ピーコンソケット | ![]() ![]() ![]() |
| 用途 | ボルト締め 単管作業 | 照明器具の取付 | 照明器具の取付 | 蝶ネジ用 | 型枠作業 | 型枠作業 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |




ソケットにはサイズの種類が豊富にあり、六角のサイズにピッタリ合うものを選ぶ必要があります。
インパクトドライバーとインパクトレンチのボルト締めの違いが知りたい方はコチラ



研磨
インパクトドライバーの先端にヤスリをつけることで、木材や金属を削ったり、磨いたりすることができます。
ヤスリには、番手と呼ばれる粗さを表す数値があり、相手部材によって番手を使い分ける必要があります。
| 砥石 | ![]() ![]() ![]() #60 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| 用途 | 木材の削り 角落とし | 木材の削り 塗装前の下準備 | 木材の削り 仕上げ | 木材の削り 最終仕上げ | 金属磨き | 金属磨きの仕上げ | サビの除去 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |




軸をそのままに、先端だけ取り替えて使える商品もありますよ。
1本の軸で色んな用途を使うことができます。
インパクトドライバーができないこと



柔らかい素材へのネジ止め
インパクトドライバーはその力強さゆえに、柔らかい素材へのネジ止めが苦手です。
パワーが強すぎて相手部材が破損する恐れがあるからです。
例えば、プラスチックの板にネジ締めをする場合、プラスチックが割れてしまう可能性が非常に高いです。
このような柔らかい素材にネジを打つ場合は、手回しでネジを締めるか、ドライバードリルを使用するようにしましょう。
| インパクトドライバー | ドライバードリル | |
|---|---|---|
| 写真 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| 本体 機能 | 回転+打撃で衝撃を伝える | 回転のみでネジを打ち込む |
| トルク 調整 | 押し具合で調整 | ダイヤルで細かく調整 |
| パワー | 強い | 弱い |
| 長いネジ 打ち込み | できる | できない |
| 打ち込み 反動 | 強い | 弱い |
| 柔らかい素材 打ち込み | できない | できる |
| 使用可能な軸の形状 | 六角 | 丸軸・六角軸 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |




ドライバードリルは、回転機能のみの電動ドライバーです。
打ち込む際に衝撃がない為、柔らかい素材でも安心してネジ締めすることができます。
コンクリートや石材の穴あけ
インパクトドライバーは、コンクリートの穴あけをすることができません。
コンクリートはモルタルと砂利が混合された素材ですが、インパクトドライバーで穴あけをすると、砂利部分にあたった瞬間に、ドリルの先端が欠けます。
コンクリートの穴あけをする場合は、振動ドリルやハンマードリルといった専用の機械が必要になります。
| インパクトドライバー | ハンマードリル | |
|---|---|---|
| 写真 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| 本体 機能 | 回転+横向きの打撃 | 回転+進行方向の打撃 |
| ネジ締め | できる | できない |
| 木材穴あけ | できる | できる |
| 金属穴あけ | できる | できる |
| コンクリート穴あけ | できない | できる |
| 使用可能な軸の形状 | 六角 | SDSPLUS |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |




ハンマードリルは、進行方向への打撃をパワーに変換するように設計されているため、コンクリートの中にある砂利をつぶしながら掘り進むことができます。
狭い場所での作業
インパクトドライバーはサイズの大きい工具のため、狭い場所では本体がぶつかり、うまく使えない場合があります。
ネックとなっているのは、ヘッドの部分です。ヘッドからビットの先端まで距離があり、スペースに余裕がないと使用できない構造になっています。
家屋の隅や角っこ等、狭い場所でインパクトドライバーを使用したい場合は、小型の製品やペンインパクトドライバーを使用してください。




電動工具メーカーが新しいインパクトドライバーを発売する際は、必ずヘッドの大きさを従来より小さくします。
それだけ、職人さんが困っているんですね。
インパクトドライバーの選び方とおすすめ商品紹介



ここからは、インパクトドライバーの選び方とおすすめ商品について職業別に紹介します。
【大工・鳶】パワーと耐久性を兼ね備えた製品を選ぶ
大工やトビ職の職人様は、ハードな作業が求められる一方で、粉じんや雨にさらされる環境化で仕事する必要があるため、パワーと耐久性を兼ね備えたインパクトドライバーが必要になります。
パワーに関しては、最大トルクが160Nm以上の製品を選ぶと長いネジでもスムーズに打ち込むことができます。
また、石膏ボードによる粉じんや、雨天時の作業に耐えられるように、”防じん・防滴機能”があるインパクトドライバーを選ぶとなお良いでしょう。




大工・トビ職の方は、50,000円~60,000円の最上位ランクのインパクトドライバーがオススメです。
元ホームセンターバイヤーおすすめの一品
マキタ インパクトドライバー TD173DRGX



| 製品名 | インパクトドライバー |
| 型番 | TD173DRGX |
| ボルト数 | 18V |
| 定価 | 83,000円 |
| 税込価格 (定価×65%+税) | 59,300円 |
| 最大トルク | 180N・m |
| 重量 (バッテリー装着時) | 1.5kg |
| 付属品 | 18VリチウムイオンバッテリーBL1860B (6.0Ah) × 2個 急速充電器DC18RF (14.4V/18V対応) (フル充電:約40分) プラスビット +2×65mm プラスチックケース |
インパクトドライバーTD173DRGXは、市場にあるすべての電動工具の中で、圧倒的人気No.1の製品になります。
作業現場でも見ない日はないほど人気が高く、その操作性やパワー、重量のバランス等が高く評価され、職人様に広く認知されています。
ヘッドの前方には、チャックを囲うようにLEDライトが搭載されており、夜間でも安心して作業することができます。




ホームセンターでもダントツで販売数の多いプロ用インパクトドライバーで、店舗にいた頃は毎週必ず販売していました。
【リフォーム業者】作業音の静かな製品を選ぶ
リフォーム業者様は、マンションなど、周りに人が住んでいる状況で作業する場合が多いため、騒音対策として作業音の静かな、静音インパクトドライバーがおすすめです。
通常のインパクトドライバーは、金属のハンマーが当たることによって衝撃とパワーを生み出しますが、静音インパクトドライバーは、製品内部のオイルで衝撃を生み出すため、作動音が非常に静かです。
パワー自体は通常のインパクトドライバーに劣りますが、その静音性がリフォーム作業のニーズとマッチしており、選ばれる理由となっています。




通常のインパクトドライバーと静音インパクトドライバーの打ち比べをすると、驚くほど静かです。
元ホームセンターバイヤーおすすめの一品
ハイコーキ 静音インパクトドライバー WHP18DA



| 製品名 | 静音インパクトドライバー |
| 型番 | WHP18DA(2xpz) |
| ボルト数 | 18V |
| 定価 | 107,100円 |
| 税込価格 (定価×65%+税) | 76,500円 |
| 最大トルク | 33N・m |
| 重量 (バッテリー装着時) | 1.7kg |
| 付属品 | マルチボルトバッテリーBSL36A18X (2.5Ah) × 2個 急速充電器UC18YDL2 (10.8V/14.4V/18V/36V対応) (フル充電:約25分) プラスチックケース |
静音インパクトドライバーWHP18DAは、通常のインパクトドライバーに比べて作動音が極端に静かな製品になります。
周りに人や建物がある環境で、騒音に配慮しなければならない環境の中で、効果を発揮するインパクトドライバーです。
マンションや住宅街のリフォーム作業には、必須の製品になります。




静音インパクトドライバーを選ぶならハイコーキ一択。作動音が70dB (掃除機の作動音と同じ) と圧倒的No1の静かさです。
【板金工・電気工事士】とにかく軽量な製品を選ぶ
板金工や電気工事士の職人様には、軽量・コンパクトなインパクトドライバーの使用をおすすめします。
板金工や電気工事士の職人様は、腰に下げている工具の数が多く、全体的に重量が重くなりがちです。また、天井向きにネジを打つ場面が多く、作業時に腕が疲れてしまうという問題もあります。
そのような状況化で少しでも負担軽減をするため、インパクトドライバーは軽量モデルを選ぶ方が良いでしょう。
10.8Vの小型インパクトドライバーやペンインパクトドライバーであれば、通常の製品と比べて非常に軽いため、作業時の負担を大幅に減らすことができます。




パワーを必要としない作業が多いため、最大トルクが小さくても問題ないでしょう。
元ホームセンターバイヤーおすすめの一品
マキタ ペンインパクトドライバー TD022SHX



| 製品名 | ペンインパクトドライバー |
| 型番 | TD022SHX |
| ボルト数 | 7.2V |
| 定価 | 25,000円 |
| 税込価格 (定価×65%+税) | 17,800円 |
| 最大トルク | 25N・m |
| 重量 (バッテリー装着時) | 0.55kg |
| 付属品 | 7.2VリチウムイオンバッテリーBL0715(1.5Ah) × 2個 急速充電器DC07SB (7.2V対応) (フル充電:約30分) プラスビット +2×45mm アルミケース |
ペンインパクトドライバーTD022SHXは、軽量コンパクトでちょっとしたネジの固定に最適なマキタの人気製品になります。
腰回りが重くなりがちな、板金工や電気工事士に人気が高い一方で、他の業種でもメインの製品とは別にサブ機種として、使用される方が多いです。
パワーがそこまで強くないというデメリットはありますが、狭い場所での作業、天井向きや無理な態勢を強いられる場所での作業では、最大限効果を発揮します。




ペンインパクトドライバーは、製品自体を真っすぐにしたり、折り曲げたり、形の調整ができるので、楽な態勢でネジを打ち込むことができます。
一流メーカーマキタの最新商品が知りたい方はコチラ



まとめ:インパクトドライバーの練習を始めましょう



本記事では、インパクトドライバーの使い方について解説しました。
ネジ打ちの際のポイントは以下になります。
・ネジとインパクトドライバーのヘッドを一直線にすること
・ネジが入るまで少しずつ打ち込むこと
・ネジを打ち込むときは、体重をかけること
インパクトドライバーはできることが多く、作業現場でも頻繁に使用する電動工具です。
インパクトドライバーを極めれば、現場で頼りにされること間違いなしです。
ぜひ、本記事を参考にして、練習していただければと思います。





















































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