「タイヤ交換ってインパクトドライバーでもできる?」
「インパクトドライバー以外に必要な道具は?」
「インパクトドライバーのタイヤ交換で失敗したくない!」
タイヤ交換は本来インパクトレンチが得意とする作業ですが、手持ちのインパクトドライバーで何とか対応したい、もしくは新しく購入するなら、ボルト締めしかできないインパクトレンチよりも、ネジ締め・穴あけなど万能に作業できるインパクトドライバーの方が良いと考える方は多いでしょう。
結論、インパクトドライバーでタイヤ交換は可能です。
ですが、やり方や手順を誤ると、車やタイヤ自体に傷つけたり、運転事故による余計な修理代が発生したり、自身への大ケガや命の危機に発展する恐れがあるため、タイヤ交換の正しい知識を身につけることは非常に重要です。
本記事では、インパクトドライバーを使用したタイヤ交換の方法を紹介します。
インパクトドライバーの選び方から作業時に注意すべき点まで徹底的に解説し、あなたのタイヤ交換を成功に導きます。
インパクトドライバーとインパクトレンチの違いを知りたい方はコチラ

インパクトDVのタイヤ交換に必要な道具



インパクトドライバーのタイヤ交換に必要な道具は以下になります。
■ インパクトドライバー
■ インパクトソケット (17・19・21mm)
■ トルクレンチ
■ ジャッキ
■ 車止め
【インパクトDV】設定トルク×1.5倍必要



タイヤ交換に使用するインパクトドライバーを選ぶときに重要なことは、トルクの数値を確認することです。
よくある勘違いとして、自動車メーカーが設定している「タイヤ装着時のトルク」を確認して、そのトルク値を超えるインパクトドライバーを選ぶ方もいますが、実際はタイヤを外すときに大きなトルクを必要とするため、「タイヤ装着時のトルク」×1.5倍のトルク値を目安に製品を選ぶ方が良いです。
例えば軽自動車であれば、タイヤ装着時のトルクは80~100Nmが多いため、インパクトドライバーのトルクは、120~150Nmほどある製品を選ぶと良いでしょう。
タイヤは長年の使用からくる熱膨張やサビの影響により、タイヤを固定しているナットが固着してしまい、「タイヤ装着時のトルク」よりも大きなパワーを掛ける必要があるため、目安1.5倍のトルクが必要になるのです。




ホームセンターでは、お客様がインパクトドライバーを買ってタイヤ交換に挑戦したけど、タイヤが外れなかったというクレームが何度も発生していました。
【インパクトソケット】サイズ一致



インパクトソケットは、ホイールナットを回すためのインパクトドライバーの先端パーツで、選ぶ際にはサイズと軸の強度に注意が必要です。
タイヤ交換で使用されるインパクトソケットのサイズは、17・19・21mmの3種類がメインとなるため、事前に車のホイールナットの対辺の長さを確認して準備するようにしましょう。
インパクトドライバーには、六角軸のインパクトソケットを装着することになりますが、タイヤ交換の高負荷作業により軸折れの恐れがあるため、インパクトソケットを複数本用意するか、軸折れに強い仕様のものが好ましいです。
軸折れに強い最強のソケットが知りたい方はコチラ



【トルクレンチ】対応トルクの確認



トルクレンチとは、ナットを締める際に任意のトルク値で締め付けができる工具で、種類によって対応できるトルクが変わるため、自動車メーカーが設定している「装着時のトルク」が出せる商品を選ぶ必要があります。
タイヤ装着時の最終仕上げとして、自動車メーカーが設定しているトルク値で締め作業をする必要がありますが、インパクトドライバーはトルク値を精密にコントロールすることができません。一方、トルクレンチはトルク値を細かく設定することができ、その車種に必要なパワーでナットを締めることができます。




トルクレンチは設定したパワーに達するとカチっと音が鳴りますので、そこでタイヤ交換完了です。聞き逃さないようにしましょう。
【ジャッキー】車体重量1.5倍の耐荷重



ジャッキは自動車を持ち上げるために使用する工具になり、選ぶ際には車体重量の1.5倍の耐荷重をもつ商品を選ぶ必要があります。
タイヤ交換時にはタイヤを地面から浮かせる必要があるため、ジャッキで車体を持ち上げますが、耐荷重が車体の重量を下回っているとタイヤ交換の途中で破損する場合があり、急な落下の衝撃で車が傷ついたり、作業者がケガをする恐れがあります。
耐荷重がぎりぎりだと、経年劣化や何かの衝撃で破損してしまう恐れもありますので、余裕を持った耐荷重のジャッキを選ぶようにしましょう。




ジャッキの車を支える台座は、安価な金属製と高価なゴム製があります。車に傷をつけないためにも、ゴム製を選ぶようにしましょう。
【車止め】自動車の大きさに合わせる



車止めはジャッキアップの最中に自動車が動くのを防ぐ道具で、自動車の大きさによって車止めのサイズも変わってくるため注意が必要です。
車止めは、軽自動車用・普通自動車用・4t車用と分かれており、それぞれのタイヤの大きさに合った形状をしています。最近では兼用タイプも増えているため、迷われる方は兼用タイプを選ぶようにしましょう。




車止めには、グリップ力に優れるゴム製と重量の軽い樹脂製があります。どちらでも車止めの効果は発揮しますので、使いやすい方を選びましょう。
インパクトDVを使用したタイヤ交換の手順



インパクトドライバーを使用したタイヤ交換の方法を解説します。
タイヤ交換は自動車という鉄の塊を持ち上げながら作業するため、危険が伴います。作業を始める前に、十分な作業スペースを確保できているか、平坦で硬い地面の上で作業が可能かどうか念入りに確認してください。
車止めで固定してジャッキアップ



まずは、タイヤ交換をするための環境を整えます。
車のサイドブレーキを強く引き、ドライブをパーキングに入れます。外すタイヤの対角線上にあるタイヤの前後にタイヤ止めを設置して車が動かないように固定します。
タイヤ付近の車体下にあるジャッキアップポイントにジャッキを差し込み車体を持ち上げます。持ち上げた際に車が前後に動かないかどうか確認してください。もしまだ動くようであれば、車止めの差込みなおしが必要です。しっかり固定しましょう。
ホイールナットの取り外しは少しづつ外す



タイヤの取り外しには、インパクトソケットを装着したインパクトドライバーを使用します。
インパクトソケットをホイールナットにしっかりと差込み、インパクトドライバーでナットを外してください。ナットを外す順番ですが、一気に外してしまうと残りのナットにタイヤの重量や張力がかかり、破損やゆがみの原因となるため、対角線上のホイールナットを順番に緩めていくイメージで外してください。
ホイールナットを緩めたら、タイヤを引き抜いて外します。
タイヤ装着は手締めと電動が必要



古いタイヤを取り外したら、新しいタイヤを突き出たボルトに差し込む形で装着してください。
取り外したホイールナットを突き出たボルトにタイヤを挟んで止付けますが、いきなりインパクトドライバーではなく、まず初めは手締めで全て取り付けてください。いきなりインパクトドライバーで締めると、ネジが上手くはまっていなかった場合、ネジ山がつぶれてしまい、タイヤ交換ができなくなってしまいます。
最後に、トルクレンチを使用して指定のトルク値で締め付けたら完了です。
まとめ
本記事では、インパクトドライバーを使用したタイヤ交換の方法を解説しました。
タイヤ交換は本来インパクトレンチでおこなう作業ですが、しっかり準備さえすればインパクトドライバーでも充分対応可能です。
本記事を確認しながらタイヤ交換をおこない、快適なカーライフを送りましょう。









コメント