「インパクトドライバーのトルクって何?」
「トルクが小さくてできない作業ってあるの?」
「トルクに見合ったおすすめのインパクトドライバーを知りたい!」
インパクトドライバーのスペック表記で、必ず記載されているトルク。
数字の記載だけだと、実際どんな作業ができるのかわからないという声をよくいただきます。
本記事では、インパクトドライバーのトルクについて徹底解説します。
トルクの基礎知識からトルク別の作業内容まで、完全網羅で説明します。
トルクに見合ったおすすめ商品も紹介しますので、ぜひご覧ください。
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インパクトドライバーのトルクとは



インパクトドライバーのトルクとは、ネジを締めつけるパワーの事です。
N.m(ニュートンメートル)という単位で表記され、数値が高い方が締め付けるパワーも強くため、長いネジを打ち込めたり、太いボルトを締めたりすることができます。
電動ドライバーには、全ての製品にトルクが設定されており、子供や女性が使うDIYモデルから、職人様が使うプロモデルまで、同じ物差しで比較することができます。




トルクによってできる作業内容が変わるため、まずは自分がどんな作業をしたいのかを確認してみましょう。
トルク別の作業内容の目安



トルクの数値によって、対応できる作業内容に違いがあります。
トルクの弱い機種になると、ネジが入らない場合もありますので、インパクトドライバーを選ぶ際は、注意しましょう。
20~30Nm|家具の組み立てや分解作業



■ ネジ締め:全て対応可能
■ ネジ打ち (木材):45mmまで
■ ボルト締め :M8まで
■ 穴あけ :3.5mm径まで
トルク20~30Nmのインパクトドライバーは、家具の組み立てや分解作業ができます。
主にDIYの用途で使用され、ネジ穴に対してネジを入れ込む作業に向いています。
プロの電気工事士の方であれば、スイッチボックスの固定や分電盤のネジ締めに使用される方も多いです。
トルクが小さい分、通常のインパクトドライバーよりも軽量・コンパクトなため、子供や女性、軽作業中心の職人様に向いているトルクになります。




IKEAやニトリの家具の組み立てであれば、ちょうどいいトルクになります。
70~135Nm|各種DIY作業



■ ネジ締め:全て対応可能
■ ネジ打ち (木材):全て対応可能
■ ボルト締め :M12まで
■ 穴あけ :(木材:30mm径まで 鉄工:10mm径まで)
トルク70~100Nmのインパクトドライバーは、木材のネジ締めや金属の穴あけなど、各種DIY作業に対応することができます。
ネジ締めや穴あけの反動も少ないため、このトルクのインパクトドライバーは、DIY初心者に向いています。
プロの職人様の場合は、メインのハイクラスモデルとは別のサブモデルとして使用する方が多いです。
天井向きの作業や長時間作業で手が疲れやすい場合は、このトルクの軽量ドライバーが役に立つでしょう。




プロの職人様はパワー重視と操作性重視で、インパクトドライバーを2台使い分けて効率の良い作業をしています。
150~180Nm|プロスタンダードモデル



■ ネジ締め:全て対応可能
■ ネジ打ち (木材):全て対応可能
■ ボルト締め :M16まで
■ 穴あけ :(木材:50mm径まで 鉄工:20mm径まで)
トルク150~185Nmのインパクトドライバーは、木材へのネジ打ちが制限なく使用できるため、プロの職人様が一番使用しているラインになります。
もし、インパクトドライバーに迷ったら、このレベルのトルクの製品を選びましょう。
大工やトビ職の方も、仕事に支障がないレベルのトルクで、長いネジを何本も連続で打てたり、太いボルトを回すパワーも備えています。




このトルクのインパクトドライバーがあれば、基本的にはほとんどの作業に対応することができます。
200Nm以上|最上位クラスの万能モデル



■ ネジ締め:全て対応可能
■ ネジ打ち (木材):全て対応可能
■ ボルト締め :全て対応可能
■ 穴あけ :全て対応可能
トルク200Nm以上のインパクトドライバーは、ほぼすべての作業に対応できる、メーカー最上位クラスのモデルになります。
機種の数も限られており、各メーカーに1~2機種のみになります。
インパクトドライバーのスペックとしては、最上位に位置し、価格も約60,000円近くするハイエンドモデルになります。




パワーが強い反面、相手部材を傷つける恐れがあるため、取り扱いには注意しましょう。
トルク別作業の比較表
| 最大締め付けトルク | 20~30Nm | 70~135Nm | 150~180Nm | 200Nm以上 |
|---|---|---|---|---|
| ネジ締め | 対応可 | 対応可 | 対応可 | 対応可 |
| ネジ打ち(木) | 45mmまで | 対応可 | 対応可 | 対応可 |
| ボルト締め | M8まで | M12まで | M16まで | 対応可 |
| 穴あけ | 3.5mmまで | 木:30mm 鉄:10mm | 木:50mm 鉄:20mm | 対応可 |
トルク別おすすめインパクトドライバー
20~30Nm |マキタ TD022DSHX



トルク20~30Nmのインパクトドライバーを使いたい方は、マキタの7.2VペンインパクトドライバーTD022DSHXをおすすめします。
重量0.55kgとインパクトドライバーの最軽量モデルです。
腰袋からサッと取り出してすぐに使えるコンパクト設計。形状は折り畳みと真っすぐの2つに切替でき、様々な作業
シーンで活躍するインパクトドライバーです。




電気工事士に大人気のインパクトドライバー。アルミケース付きが高級感を漂わせています。
70~135Nm |マキタ TD111DSMX



トルク70~135Nmのインパクトドライバーを使いたい方は、マキタの10.8VインパクトドライバーTD111DSMXをおすすめします。
重量1.1kgでありながら、トルク135Nmを搭載したハイパワーモデル。
コンパクトで取り回ししやすいため、天井向きの作業や長時間の作業にも疲れにくい。
メイン機種とは別に、ちょっとした作業にすぐに使えるサブ機として人気の高いインパクトドライバーです。




職人様のサブ機に、一番人気のインパクトドライバーです。
10.8Vは市場も拡大傾向なので、今後増えていくでしょう。
150~180Nm |マキタ TD173DRGX



トルク150~180Nmのインパクトドライバーを使いたい方は、マキタの18VインパクトドライバーTD173DRGXをおすすめします。
すべての電動工具の中で、圧倒的No1の人気を誇る、インパクトドライバー。
最大締め付けトルク180Nmと、大容量のバッテリー付属で、木工作業であれば、どんなものにも対応が可能です。




文句なしの圧倒的No1インパクトドライバー。ホームセンターでは、高単価でありながら、毎週のように売れています。
200Nm以上 | マキタ TD002GRDX



トルク200Nm以上のインパクトドライバーを使いたい方は、マキタの40VインパクトドライバーTD002GRDXをおすすめします。
マキタ最上位クラスの40VMAXシリーズのインパクトドライバー。
規格外の220Nmで、あらゆる木工作業から鉄鋼作業まで、万能にこなせるハイエンドモデル。




最強のトルクで、ガンガンネジ締めが可能です。超スピードでネジ締め作業ができるため、効率UPに繋がります。
おすすめインパクトドライバー比較表
| 写真 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
| 型番 | TD022DSHX | TD111DSMX | TD173DRGX | TD002GRDX |
| ボルト | 7.2V | 10.8V | 18V | 40V |
| 定価 | 25,000円 | 41,300円 | 83,000円 | 90,500円 |
| 税込価格(定価×0.65+税) | 17,800円 | 29,500円 | 59,300円 | 64,700円 |
| 最大締付けトルク | 25Nm | 135Nm | 180Nm | 220Nm |
| 重量 | 0.55kg | 1.1kg | 1.5kg | 1.6kg |
| 付属品 | ●7.2VリチウムイオンバッテリーBL0715 (1.5Ah)×2個 ●急速充電器DC07SB (7.2V対応)(フル充電:約30分) ●プラスビット +2×45mm ●アルミケース | ●10.8VリチウムイオンバッテリーBL1040B (4.0Ah)×2個 ●急速充電器DC10SA (10.8V対応)(フル充電:約60分) ●プラスビット +2×65mm ●プラスチックケース | ●18VリチウムイオンバッテリーBL1860B (6.0Ah) × 2個 ●急速充電器DC18RF (14.4V/18V対応) (フル充電:約40分) ●プラスビット +2×65mm ●プラスチックケース | ●40VリチウムイオンバッテリーBL4025 (2.5Ah) × 2個 ●急速充電器DC40RA (40V対応) (フル充電:約28分) ●プラスビット +2×65mm ●プラスチックケース |
インパクトドライバーが決まったら次は先端パーツを選ぼう!



インパクトドライバーのトルク調整方法



インパクトドライバーのトルクは、トリガーの押し具合で調整することができます。
トリガーを全開まで握ると100%のトルクを出すことができますが、相手部材が破損してしまう危険性があります。
作業内容に合わせてトルクを調整することで、相手部材を傷めずに安心して作業をすることができます。



また、製品によっては、素材に合わせたトルク調整モードが搭載されている機種もありますので、作業時にはうまく活用するようにしましょう。
インパクトドライバーの使い方が知りたい方はコチラ



トルク以外のインパクトドライバー選び方
インパクトドライバーを選ぶうえで、トルク以外にも確認しておくべき項目があります。
メーカー選択はバッテリー互換に関係
電動工具に付属されているバッテリーは、同じメーカーの違う電動工具に装着しても使用できるため、メーカー選びは慎重にすべきです。
自分の持っている電動工具を全て同じメーカーで揃えると、バッテリーの使いまわしができるため、インパクトドライバーのバッテリーの充電が切れても、違う電動工具のバッテリーを装着して使用でき、充電切れのリスクを軽減することができます。
各電動工具メーカーは「電動工具本体のみ」という、バッテリーや充電器を付属しない販売方法をほとんどの製品で実施しており、価格帯がバッテリー・充電器付属商品に比べて格安で購入できるため、非常に経済的です。
現場荷物も必要な分のバッテリーと充電器1つになるため、軽量化することができ、現場仲間とメーカーを合わせれば、バッテリーや充電器を貸し借りすることも可能なため、メーカー選びは非常に重要なのです。
バッテリースペックは作業時間の長さ
防じん・防滴で作業環境に左右されない
まとめ
本記事では、インパクトドライバーのトルクについて解説しました。
インパクトドライバーのトルクとは、電動工具本体のパワーであり、電動ドライバーであればすべての機種に設定されているスペックになります。
トルクは製品によって20Nm~220Nmまであり、作業内容に見合った機種を選ぶ必要があります。
もし、インパクトドライバーの選び方で迷ったら、パワーと重量、販売価格のバランスの良い、トルク150Nm~185Nmラインの製品を選ぶようにしましょう。
インパクトドライバー選びに迷ったらコレ


















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