「インパクトドライバーとインパクトレンチでは何が違うの?」
「インパクトドライバーでインパクトレンチと同じことはできる?」
「電動ドライバーを購入したいが、どちらを選べば良いかわからない」
インパクトドライバーとインパクトレンチは、見た目や機能に似通った部分があり、混同しがちな電動工具になります。
結論、インパクトドライバーとインパクトレンチでは、使用用途が違います。ただ、条件次第では1台で双方の作業をこなすことも可能です。
本記事では、インパクトドライバーとインパクトレンチの違いについて解説します。
この記事を読めば、各製品の特長やメリットを理解でき、購入時や使用時に正しい選択ができるようになります。
元ホームセンター工具バイヤーそれぞれに得意な作業がありますので、的確に使い分けていきましょう。
インパクトドライバーとインパクトレンチの違いは使用用途



インパクトドライバーの使用用途は、ネジ締め・穴あけです。一方、インパクトレンチの使用用途はボルト締めなので、そもそもの作業内容に違いがあります。
ネジ締め・穴あけとは、ビスと呼ばれる先端の尖ったネジを、木材や金属に打ち込んだり、ドリルを使って穴を開けたりする作業です。
一方、ボルト締めとは、ボルトと呼ばれる先端の平らなネジを、ナットで締めたり、ネジ穴に入れ込んだりする作業です。
このように、インパクトドライバーとインパクトレンチでは、作業内容に明確な違いがあり、これが両者を分ける決定的な違いになります。
インパクトドライバーはネジ締め・穴あけをメインとした万能工具



インパクトドライバーとは、木材のネジ締め・穴あけを得意とする電動工具です。
パワーの必要な長いネジを何本も打ち込む作業に最大限効果を発揮します。
インパクトドライバーでできる作業
インパクトドライバーでできる作業は、木材のネジ締め・穴あけだけではありません。
以下が、インパクトドライバーでできる作業の一覧になります。
■ 木材・金属のネジ締め
■ 木材・金属の穴あけ
■ ボルト締め
■ 木材・金属の研磨
■ モルタル・タイルの穴あけ
■ プラ・竹・ゴムの穴あけ
ボルト締めもできるの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、インパクトレンチで行うボルト締めとは、パワーの強さが変わってきます。
インパクトドライバーに使用するアタッチメント
インパクトドライバーでは、アタッチメントを差し替えることで、多種多様な作業に対応することができます
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| 名称 | ドライバービット | 木工用ドリル | 鉄工用ドリル | ソケット | フラップホイール | タイル用ドリル | 竹用ドリル |
| 作業内容 | 木材・金属のネジ締め | 木材の穴あけ | 鉄の穴あけ | ボルト締め | 木材・金属の研磨 | モルタル・タイルの穴あけ | プラ・ゴム・竹の穴あけ |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
このように、インパクトドライバーは作業範囲の広い万能な電動工具であることがわかります。




ほぼすべての職人様がインパクトドライバーを持っている理由は、どんな作業でも対応できる万能さにあるんです。
インパクトドライバーの使い方を詳しく知りたい方はコチラ



インパクトレンチはボルト締めに特化した工具



インパクトレンチとは、ボルト締めを得意とする電動工具です。
何本もの太いボルトを、ナットで締める作業に最大限効果を発揮します。
インパクトレンチでできる作業
インパクトレンチでできる作業は、ボルト締め一択です。
使用用途が限定される分、インパクトドライバーに比べて格段にパワーが強く、太いボルトでもスピーディに締め作業を進めることが可能です。
インパクトレンチに使用するアタッチメント
一口にボルト締めと言っても、様々な形状のボルトがあり、その数だけアタッチメントも存在します。
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| 名称 | ソケット | ロングソケット | ヘキサゴンソケット | トルクスソケット | ホイルナット専用薄型ソケット |
| 作業内容 | 六角ボルト締め | 深い場所の六角ボルト締め | 六角穴付きボルト締め | トルクス穴付きボルト締め | タイヤ交換 |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
このように、インパクトレンチは、作業内容が限定される分、ボルト締めに特化した電動工具になるのです。




インパクトレンチは、ボルト締めを専門にしている職人様には、必須の電動工具になります。
インパクトドライバーとインパクトレンチの比較表
| インパクトドライバー | インパクトレンチ | |
|---|---|---|
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| 作業内容 | ネジ締め・穴あけ・ボルト締め・研磨 | ボルト締め |
| トルク | 150~220N.m | 300~2,000N.m |
| 回転数 | ~4,000回転/分 | ~3,200回転/分 |
| 軸の形状 | 六角軸 (6.35mm) | 差込角 (9.5 , 12.7 , 19.0 , 25.4mm) |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
インパクトレンチでインパクトドライバーの作業はできないの?



インパクトレンチでインパクトドライバーの作業をするには、シャンクアダプターを使用すれば可能です。
シャンクアダプターとは、インパクトレンチに六角軸の先端パーツを装着できるようにするアタッチメントで、ネジ回し用のビットや穴開け用のドリルを装着することができます。




このアダプターが一つあれば、まれに必要なネジ打ちや穴あけ作業でもインパクトレンチで対応できますね。
どちらを選ぶかはメイン作業に合わせる



インパクトドライバーとインパクトレンチのどちらを選ぶかは、現在、従事している仕事が製品の使用用途と一致しているかで判断します。
【大工・内装業・トビ職】インパクトドライバーがおすすめ



大工・内装業・トビ職に従事されている職人様には、インパクトドライバーをおすすめします。
普段の仕事内容が主に木工作業な為、ボルト締めよりネジ締め・穴あけの機会が格段に多いからです。
トビ職に関しては、単管のボルト締めがメインの作業になりますが、インパクトドライバーの締め付け力で充分対応可能なこと、重いインパクトレンチは高所作業に不向きという理由から、インパクトドライバーをおすすめしています。




インパクトドライバーの方が回転数が早い為、ネジ締め・穴あけの頻度が多い職人様に向いています。
【土木・重工業・自動車整備士】インパクトレンチがおすすめ



土木・重工業・自動車整備士に従事されている職人様には、インパクトレンチをおすすめします。
ボルト締めの作業がメインの仕事となっており、使用頻度が高く、パワーを必要とする作業だからです。
特に自動車整備士の方だと、タイヤ交換の際にインパクトドライバーでタイヤを外そうとしても、力不足で外れない場合があります。インパクトレンチを持っていれば、そんな不安もなく安心して作業することができます。




インパクトレンチの方がパワーがあるため、太いボルトや固着したボルトを回す職人様に向いています。
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インパクトドライバーとインパクトレンチの違いは使用用途



本記事では、インパクトドライバーとインパクトレンチの違いについて解説しました。
インパクトドライバーはネジ締め・穴あけを、インパクトレンチはボルト締めを得意とする電動工具です。
アタッチメント次第で、お互いの作業をすることは可能ですが、それぞれに得意な作業があるため、仕事内容に合わせた選定が必要になります。
























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